冬は雪が多く、夏は暑い鹿角の気候風土に秋田蕗は合っているのです。まだ蕗の繊維がじゃまにならない若い内に漬け込むために、毎年収穫は成長しきる前の五月いっぱいで切り上げています。せっせと10トンの蕗を茹で皮をむき、いっきに塩漬けします。たまり漬けの醤油や味噌、酒粕などはこれからもできる限り地元のものを使い、何処か懐かしい秋田蕗の味を広めてゆきたいですね。